小型バスレフ製作
    (ALTEC CF204-8A 使用)

 高   さ   30 cm  
  幅     22 cm
 奥   行  22.5 cm
 内容積  約10.5 リットル
 ダ ク ト  直径5 cm 長さ15 cm
 板   厚  21 mm
(バッフルのみシナ合板15 mm)

 製作日   平成18年11月7日〜同年11月29日

故長岡鉄男氏設計の大型バックローデッドホーンD-58を製作した時に余った合板(厚21mm)を使って小型バスレフ(内容積10.5リットル)を2ペアと檜の単板で1ペアの計3ペアの製作することにした。
マウントするユニットはALTEC CF204-8A、FOSTEX FF85KとFOSTEX FE87E。
写真は箱1本分の材料でいたってシンプル。バスレフポートは内径5cm、長さ15cm(FF85KとFE87Eは11cm)の塩ビ管で黒(艶消し)のラッカーを塗っている。
板を寸法どおりに切り、正確な組み立てが出来るように各部材の接合部に各2ヶ所づつビスケット(木片)をはめ込む。(専用工具借用)
この方法だと、木工ボンドで接着している時に、ずれてしまう事がなく、安心して組める。
部材の内側に吸音材を貼り付け、箱の接着は木工ボンドを塗り、ハタガネを使って確実に貼り付ける。
はみ出た木工ボンドは、濡れた布で素早く拭き取る。

組み上がった3組のエンクロージャー。上段の箱は檜の単板で、下段は合板で組み立てた箱。
いつもは若干の凹凸や隙間ができ、サンダーがけや木工パテで修正するが、今回は箱が小型だったゆえ、凹凸も隙間も生じなかった。
箱の接着が終わると、バスレフのパイプを取り付け、塗装作業にかかる。
合板で作った箱は檜の付き板を貼って、下地にニスを塗る。
ニス塗りのあと、グレーのペイントを下に塗り、その上に白(ミルキーホワイト)のスプレー缶でペイント。
4〜5回重ねる塗りをすると、真っ白に仕上がる。
檜の箱は、白木仕上げとする・。
良い天気の日に3日間乾燥させたあと、ユニットとターミナルを取り付ける。写真はALTEC CF204-8A(4インチフルレンジ)
完成した小型バスレフ型スピーカー
外側は、FOSTEX FF85k、内側は、ALTEC CF204-8A。
白い方は大きく見えるが箱の大きさは全く同じ。
写真は、音楽喫茶「山」での聞き比べの時のもの。
音は、口径の小さいFF85Kの方が低音がよく出ていた。
能率はCF204-8Aの方が随分と良い。
どちらも予想以上の音質で、フルレンジならではの聞きやすい音を再生していた。
左側 : ALTEC CF204-8Aの小型バスレフ
右側 :
amm製ユニットをマウントしたダブルバスレフ
ALTECは紙のコーン、ammはケプラーコーンで、出てくる音は対照的
D−58やTQWTとの聞き比べの様子。
予想外にALTEC CF204-8Aの小型バスレフが一番カラッとした明るい音が鳴る。
これら3種のスピーカーの共通した音は、あまり低音が出ないこと。
低音が寂しいので、イコライザーアンプでローブーストすればいいかも (余分なものは付けない方が良いのだが・・・)。
このスピーカーは、現在、和室(6畳+1.5畳)の狭い部屋でサブウーハーとスーパーツィーターを足してジャズを中心に聴いている。
CF204-8Aは、安価なユニットだが太い中音域と明るくストレートに出てくる音はジャズにぴったり。
JBLとはまた違った良さがある。
(写真には写ってないが、その外側に
ammのWバスレフを置いてあり、ソースにより切り替えて聴いている)


TOPに戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送