奈良県十津川村

  ぼ う ず お さ ん

 法 主 尾 山


  (標高
1,024m)

      登山日 平成28年11月17日(木) 快晴



法主尾山は、奈良県十津川村の風屋ダム湖の南方にそびえる標高
1,024mのたおやかな山。「ぼうずおさん」または「ほっすおうざん」と読むそうだ。珍しい山名である。この山で僧侶が道に迷ったのが山名の由来のようで、「山容が頭を丸めた坊主頭の形から付けられたとも・・・。古くは「坊主尾山」とよばれていたそうだ。


風屋ダム

取り付きの梯子

切り通し

風屋ダムのダム公園駐車場に車を置き、堰堤を渡って100mほど進むと左手に鉄梯子が見えてくる。ここが取り付きで、梯子を登り少し東方向に戻るように進んで、切り通しの右側から尾根道を辿る。判り難い所だが赤いテープが付けられている。ここからは尾根道を忠実に辿れば山頂に辿り着ける。


ダムを見下ろす

サイレンの鉄塔

歩き易い尾根道


切り通しから5分ほど歩くとサイレン鉄搭があり、足元に三角点(標高375m)が設置されている。登山道は色付いた雑木の中に延びた細い尾根道で、馬酔木が多く見られる。時折、木立の合間からダム湖や風屋の集落が見下ろせる。しばらく緩やかな登りが続くが、標高802mのピークの手前はやや傾斜がきつくなり、樹の幹を掴みながら登って行く。ピークから緩やかに下り登り返す。


静寂の広い尾根

標高868m付近の落葉広葉樹

右側(北側)が切れ落ちた箇所を慎重に歩く。ここから7〜800mほど進むと標高868mのピークに着く。一帯はブナ、リョウブ、ヒメシャラ等の美しい自然林の台地である。少し先の北側が大きく崩れていて、ここからの眺めは頗る良い。特徴ある山容の行者還岳から弥山、八経ヶ岳、釈迦ヶ岳など大峰の山々が望める。登山道に戻り、静かで緩やかに続く尾根道を辿る。小さなピークから更に延びる急な斜面を登ると広くなだらかな山頂に着く。


釈迦ヶ岳を望む

山頂手前の登り

法主尾山の山頂


ダムの取り付きからゆっくり登って2時間30分。山頂には山名が記されたプレートが立てられ、足元に三等三角点が埋まっている。展望は利かないが、美しい自然林と静寂に包まれた山頂だ。

昼食をとった後、下山は登って来たルートを戻る。
ダムに下り、堰堤から歩いて来た尾根を振り返る。下山に要した時間は1時間40分だった。



風屋ダムに戻る

法主尾山(右奥のピーク)

帰路、大塔の「夢乃湯」で汗を流す。平日とあって空いていて、ゆっくりと温泉に浸かれた。

法主尾山は、地味ではあるが季節を味わえる自然豊かな山だった


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