三峰山脈(奈良県 ・三重県)

      が く  の う  ど う  や ま
 学能堂山(岳の洞)

         標高 1021.6m

          登山日 平成20年9月7日(日)曇り時々晴れ


 「また来てね学能堂山」、前回(平成17年9月)登った時に山頂の笹原に誰が設置したのか、可愛い木のプレートが印象に残った学能堂。その呼びかけに誘われて三たび登ることになった。

 学能堂山は、奈良県と三重県の県境にあり、奈良県御杖村では「学能堂」、三重県美杉村では「岳の洞」と呼ばれている。かつて山頂付近に学問の仏さま文殊菩薩が祀られていたのが山名の由来するとのこと。


 登山口は三重県美杉村杉平集落で、国道368号「杉平バス停」少し西の「いせ道」と刻まれた石柱のある三叉路角を水谷林道方向へ折れ、集落の中の細い道を登る。道なりに進めば取水ポンプ場があり、ここから地道の林道に変る。

 7〜8分歩くと左手に登山道の取り付きがあるが、今回はそのまま林道を終点まで歩き、登山道との合流点から本来の登山道を登る。周囲は手入れされた杉の植林帯で展望は全くなく、沢沿いの急斜面に付けられた登山道をひたすら登る。振り返ると、伐採された間伐材が規則正しく倒され、絵になる。

 尾根出合まで上がると山頂まで800mの道標が立っていて、ここからは緩やかな登山道に変る。

 手入れされた檜の植林帯を真っ直ぐ登る。台地状の中だるみの道となり周囲は雑木林に変るが、再び檜の植林帯になる。鹿よけネット沿いの緩やかな道を登りつめると急に展望が開けて、学能堂の山頂に飛び出した。

  この日も山頂は静かで、誰一人いない。例の「また来てね学能堂山」の木板も健在で、道標に針金でしっかりと括り付けられていた。


            
山頂から南方の山並みを望む(左のピークは修験業山)        道標に括り付けるより以前のように足元に置く方が・・・・  


 ススキとカヤトの高原状の山頂からは360度の展望が広がり、北には倶留尊山や古光山など曽爾の山々や大洞山が、南方には高見山から三峰山、修験業山に続く山並みが見渡せる。
 厳しかった今年の夏もようやく終わろうとしている。初秋の学能堂山頂である。



広々とした山頂から曽爾の山々をパノラマで望む(北方向) 


            


 行 程

  杉平地区取水ポンプ場⇒<40分>⇒林道終点⇒<40分>⇒尾根出合⇒<30分>⇒学能堂山頂


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