伊 吹 山
                        
                           (標高1,377m


                   平成21年9月21日(祝) 晴れ


  伊吹山は、岐阜県と滋賀県の県境にあり、伊吹山地の主峰。深田久弥氏の日本百名山の一座である。琵琶湖側から仰ぐ山姿はまさに名山にふさわしい。石灰を採取するために削られた山肌は痛々しい姿だが、どっしりと構えた山容は魅力的である。展望の良い山頂一帯には、広いお花畑が広がり、花を目的に登る登山者も多い。今回は、高速道路の料金が1,000円ということで、高速道路を利用して名峰伊吹山へ登ることにした。

  秋の大型連休(5連休)とあって、京滋バイパス、名神高速、北陸自動車道がことごとく渋滞、予定時間を大幅に遅れて登山口へ到着。
麓からゴンドラで三合目まで乗り、三合目から山頂まで約2時間のお手軽登山の計画を立てていたが、当てにしていたゴンドラが営業をしておらず、標高差1,100m以上の本格的な登山になってしまった。



神社傍の登り口

一〜二合目間のスキーゲレンデ跡

ニ合目


  登り口は、 三宮神社の横で、樹木に覆われた階段道を登る。適度な傾斜で登りやすい。
一合目は標高420mで、ニ合目まで広い緩斜面のスキー場のゲレンデ跡。登るに連れ、背後に米原市や長浜市、琵琶湖が見下ろせる。木々のない広い草原で強い日差しを受けながら三合目へ向かう。
  

      
二合目を見下ろす                  なだらかな三合目登山道


  三合目にはゴンドラ駅や伊吹山高原ホテルなどの建物が建ち、一帯は広い高原となっている。20年近く前に2回ほどこのスキーに来たことがあり、見覚えのある風景である。ここから望む伊吹山は実に堂々としている。ススキや秋の草花が一帯を覆い、憩うには絶好の所である。

  ここからしばらく緩やかな登山道を進む。スキーエリアを過ぎ、五合目辺りから登山道らしくなる。五合目には綺麗なトイレ棟が建ち、自動販売機やベンチも設置されている。山頂に目をやると、大勢の登山者がジグザグに付けられた登山道を登っている。
  六合目には避難小屋が建っている。小じんまりとした小屋だが、頑丈に造られている。ここで昼食にした。
 


五合目

六合目への登山道

六合目に建つ避難小屋


  六合目からは本格的な登りルートになり、ひたすら上を目指す。山の斜面は急だが、つづら折りの山道は適度な登りで歩き易い。ただ、下ってくる登山者が大勢で、すれ違いに少々時間がかかる。
  七合目、八合目と順番に表示がありベンチもある。遥か上に見えていた山頂の稜線もようやく近づき、九合目からは急になだらかな登山道になる。

避難小屋からの風景
七合目を目指す

もうすぐ九合目


  アザミやリンドウの花が咲く広大なお花畑の中の登山道を進むと前方に建物の屋根が見え出した。ようやく山頂到着である。あいにく山頂一帯はガスで覆われ展望は利かない。風が強くじっとしていると肌寒い。山頂には大きな売店が建ち大勢の登山者であふれている。ほとんどの登山者は、ドライブウェイを利用して登って来た人たちと思われ、、サンダルを履いた人やペットと遊ぶ家族連れが目につく。
   


まもなく山頂へ

お寺のお堂が

大勢の登山者で賑わう山頂

    腰を下ろしてコーヒータイムにする。広い山頂でゆっくりしたいが、あまりの人ごみで落ち着かない。早々に腰を上げる。
 帰路は同じルートを下る。八合目辺りまで下ると山頂のガスが嘘のように消え下界が見え出した。琵琶湖の湖面に夕日が反射している。


       
五合目まで下りてきた                  二合目のスキーゲレンデ跡


  登山口に降り立った時は、すっかり陽が落ちた午後6時。コンビニで近くの温泉を尋ね、米原市の薬草の里文化センターに立ち寄る。幸い空いていて、ゆったりと薬草湯に浸かり疲れと汗を洗い流す。
 帰りの高速道路も大渋滞である。家に着いた時は、日が替わっていた。


 行 程

   伊吹山登山口(三宮神社)⇒<25分>⇒一合目⇒<15分>⇒二合目⇒<35分>⇒三合目⇒<20分>

   ⇒五合目⇒<15分>⇒六合目⇒<60分>⇒九合目⇒<6分>⇒山頂  山頂⇒<2時間30分>⇒登山口



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