烏の塒屋山 標高659

            登山日 平成171120日(土)

 烏の塒屋山(からすのとややま)は、龍門ヶ岳から東方向に裾野を広げる中腹に突き出た円錐形の山で、烏の塒屋山の塒屋とは「ねぐら」とか「棲み家」と言う意味。特別変わった様子の無い普通の山なのだが、山名が興味を引く。
  4年前に大宇陀町栗野から丸山の谷コースを登ったが、今回は同町の牧から恋の谷というロマンチックな名が付いたコースを登る。

  国道307号沿いの千本橋バス停から恋の谷に伸びる林道を600m程入ると林道終点、ここから谷沿いに2本の登山道が平行に伸びている。左は地道、右はコンクリート舗装で、どちらの道を登っても先で合流する。

 地道の方の登山道をとり、しばらく植林帯を登るが支稜線まで登ると植林帯を抜け明るい斜面になる。左側にネットフェンスが頂上付近まで張られていて、そのフェンス沿いに直答する。
  この辺りは色々な種類の秋の実が見られ何度も足を止めるが、茨(イバラ)が多く更にフェンスの支線が登山道にかかり非常に登りにくい。

 標高が上がるにつれ、背後に台高山脈から大峰山脈の山々がパノラマで広がる。丸山の谷コースは山頂まで人工林の中を登るのだが、このコースは展望が良い。

  フェンスが切れたら頂上に着く。頂上は以前、すっきりとした台地になっていたが、今日は木々がしこり、まるで整理整とんが出来ていない部屋のようだ。三等三角点が埋まっているが、少し離れて梵字が刻まれた石塔が建っている。何か歴史がありそうな雰囲気だが、それ以外は何も無い。隣の龍門ヶ岳の中腹には奈良時代に龍門寺が建っていたが、それと関係があるのかもしれない。

行 程

 千本橋バス停⇒林道終点 ⇒支稜線尾根 ⇒烏の塒屋山山頂 ⇒林道終点⇒千本橋バス停
  (午前10:20)  (10:30)   (11:05)   (11:33〜12:18)  (13:00)   (13:07着)
千本橋バス停
恋の谷への林道入り口
烏の塒屋山からの展望 (左端は高見山、中央部は大峰山系)
始めは植林帯を登る
支稜線から山頂部を見る
 当初、「1時間程度で登れるので、時間が許せば龍門ヶ岳へ行ける所まで足を伸ばそう」と思っていたが、茨が予想以上に多いため気が萎えてしまった。誰かが恋の谷から龍門ヶ岳へ登る為の目印に付けたのであろう、紫のビニールの紐がこまめに付けられていた。時間に余裕があったが、夕方から宿直勤務が待っている。誰一人、烏一匹見ない静かな山頂を辞した.。恋の谷コースは茨多き道だった。..
山  頂
梵字が刻まれた石塔
烏の塒屋山で見られた花や秋の実
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左のピークが烏ノ塒屋山:右は龍門ヶ岳(伊那佐山頂上から)
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