<天狗谷コース> 

   青崩から葛城山へ
                    (標高959m)


 平成20年9月14日(日)曇り時々晴れ



  葛城山は、奈良県と大阪府を隔てる金剛・葛城山脈にあって、高原状の山頂を持つ標高959mの低山である。奈良県側からロープウェイを利用すると手軽に山頂まで登れるため、南隣の金剛山と共に人気のエリヤである。

葛城山へはこれまで水越峠から何度となく登っているので、今回は、大阪府阪南町の青崩(あおげ)集落から天狗谷コースを登ることにした。


              
水越トンネル(大阪側)       国道309号を跨ぐ橋を渡る       阪南町青崩水源池施設

登山口の国道309号の水越トンネル大阪側入口付近には、すでに登山者の沢山の車がトンネル脇の旧国道にずらりと駐車され、駐車スペース探しが大変である。
    トンネル入口付近まで戻りルートの案内板を探すが見当たらない。国道を跨ぐ橋の上で、タイミング良く犬の散歩していたご婦人に道を尋ねてようやく出発。


                
複雑な三叉路になぜかトトロの案内板が・・・  しばらく長閑な里道を歩く     植林帯の山道に入る      


 阪南町水源池施設前のT字路を左に折れ、緩く下ると大きなアンテナが立つ三叉路で小さな案内板を見つけた。ここを右に折れ、しばらく簡易舗装のコンクリート道を詰める。民家が途切れ、のどかな山村の里道から徐々に山道になる。電柱を並べたような丸太橋を渡って、植林の中の山道に入る。
   しばらく登ると、鎖が付けられた小さな岩場があり、
そこからは石の階段が暫く続く。ふと見ると右手に水場がある。 白いプラスチックのカップが2個置かれている。
  ここからやや急なつづら折れの
階段状の登山道をひたすら登っていく。暑さもあって少々キツイ。水越峠コース(ダイヤモンドトレール)の急な階段ほどではないが、結構息が上がる。
   やがてベンチが2つ設置された
尾根の突端にたどり着いた。周囲の展望はないが、静かで休憩するのに丁度良い所である。 ベンチに腰を降ろし、一息入れる。「青崩1.7km 葛城山1.7km」の案内板がある。ちょうどコースの中間点である。ここからしばらくは、植林帯のやや広い緩やかな道になる。


           
 水場から中間点までやや急な登りが続く          ベンチのある中間点を過ぎると登りも緩くなる


  時折雑木も見うけられるが、ほとんど深い檜の植林帯で、ひたすら登る。このコースは大勢の人が利用するのか、登山道はしっかり付いていて、全く迷うことがない。

  しばらく登って行くと弘川寺の分岐があり、右に折れて
広い緩やかな斜面の植林帯を登る。右手脇には小さな沢跡が見られるが、水は枯れている。
  更に広い檜の植林帯を進むと林道と合流した。合流点には道標が立っていて左に折れると弘川寺方面に下れる。程なく前方にキャンプ場の施設が見えてきた。
すぐ先には葛城山の自然を紹介したビジターセンターがある。


           
山頂すぐ手前にあるキャンプ場施設                        縦走路(ダイヤモンドトレール)に合流


  ダイヤモンドトレール(縦走路)とロープウェイ駅からの道と合流して右に折れると自動販売機や食堂などが建ち、急に賑やかになる。食堂の手前からススキの穂が出だした斜面を登ると広い山頂の三角点前に飛び出した。
展望はすこぶる良いが、今日は下界の大和平野や大阪平野は薄いガスで少し霞んでいる。


            
山頂のモニュメント                                             高原状の山頂広場


  休日とあって、家族連れや年配のグループが多く見受けられる。下界はまだまだ残暑が続いているが、この山頂の高原一帯には、確実に秋の気配が感じられ、頬を撫でる爽やかな風が心地よい。少し時間を止め、この広いススキの中で、うたた寝でもしようか。


             
山頂はすっかり秋の気配                         霞んで見える大和平野



 行 程 

 水越トンネル⇒<23分>⇒鎖場⇒<20分>⇒中間点のベンチ場⇒<35分>⇒弘川寺分岐⇒<4分>⇒ダイヤモンドトレール⇒<3分>⇒葛城山山頂
   


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