三峰山地


          み う ね や ま
  三峰山  標高1235.4m
              (三畝山)

                 登山日 平成23年7月10日(日)晴れ



  三峰山は、台高山脈最北端の高見山から東方に延びる高見山地の東部に位置し、山頂には一等三角点が設置されている。日本三百名山の一座に数えられているが、関西では冬季には霧氷が見られる山として人気がある。山頂のすぐ南側には八丁平と呼ばれる草原が広がり、広々とした展望が楽しめる。

三峰山へは、奈良県側と三重県側にそれぞれ登山ルートがあり、どちらを辿っても比較的容易に登ることができる。今回は奈良県御杖村のみつえ青少年旅行村から登ることにしたが、早々の梅雨明けとなって厳しい暑さが予想されるため、更に林道を車で詰めて途中の休憩小屋から登ることにした。


取り付きに建つ避難小屋

今回の登山口

登山道途中の展望


   休憩小屋から丸太で整備した階段を登り、杉の植林帯に入る。登山道はジグザグ状に付けられ適度な傾斜で登っている。暫く暗い単純な登山道が続くが、日陰ゆえに幾分涼しいのが有り難い。

   30分ほど登り、古い丸太のベンチが据えられた所で小休止する。北方向の曽爾高原の山々や神末集落が見下ろせる。登るにつれ杉から檜の植林帯に変わり、やがて登山道の左側が雑木林に変わる。山頂まで「これより1,600m」の案内板が立っている所から15分ほど登ると正面左手に大きな避難小屋が見えてきた。避難小屋が建っている場所は、不動滝コースとの合流点になっている。小屋の中で汗が引くまで休憩を取って山頂を目指す。


山頂まで1600m

不動滝ルート分岐に建つ避難小屋

新道峠分岐手前


   深緑の雑木林を暫く進むと丸太の階段が現れる。登りきると稜線に出て新道峠からの登山道と合流する。直ぐ先の八丁平分岐を左手にとり山頂ルートへ進む。登山道は緩やかになり雑木の気持ちの良いルートが延びている。冬季、見事な霧氷のトンネルが見られる所である。なだらかな尾根道を進むと前方が開け、一等三角点が埋まる三峰山山頂に着いた。北方向が開け、鳥瞰図の案内板が設置されている。赤い大きな屋根のみつえ牧場、その背後に聳える古光山や曽爾高原の最高峰の倶留尊山などが望める。


新道峠分岐

山頂手前の尾根道

三峰山山頂

山頂からの展望


   展望を楽しんだあと、八丁平へ進む。山頂から続く緩やかな南斜面を下ると程なく広い草原に着く。南方向の展望がすこぶる良く、文字通り広々とした平原である。今の時期は花々が咲き誇る季節ではないが、所々でバイケイ草や山ボウシ、ヒメシャラが白い花をひっそりと付けている。涼しくなると、秋の草花が咲き出し、やがて高原一帯はススキに覆われる。夏のこの時期は登山者は少なく、静かな高原をゆっくりと散策して八丁平をあとにした。


八丁平へ下る

八丁平

展望を楽しむ登山者





行  程
 登山口(林道脇の避難小屋)→<55分>→避難小屋(不動滝分岐)→<18分>→新道分岐→<2分>→八丁平分岐→<10分>→三峰山山頂 →<5分>→八丁平→<60分>→ 登山口


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