台高山脈


霧氷の高見山

      (標高1,249m

    登山日 平成23年1月23日(日)



    高見山は、奈良県(吉野郡東吉野村)と三重県(松阪市)の県境に聳える標高1,249mの三角錐の山で、台高山脈の北端の山で冬季には見事な霧氷が見られる。比較的登りやすいためこの時期多くのハイカーで賑わう。特に今年は、年末年始に大雪が降り、以降も寒い日々が続いているため、霧氷の付きが良いようである。




人工林帯から雑木に変わる所から霧氷が見られる


  京阪神からのアクセスは西名阪道や京奈和道などを経て国道166号を東吉野村へ入る。電車の場合は近鉄大阪線の榛原駅からバス「霧氷号」が平野や木津の登山口まで運んでくれる。1月〜2月の土・日・祝日には登山者でたいへん混むとのこと。




霧氷のトンネルが山頂に続く


 高見山の登山口は、平野、木津の2ヶ所と車の場合は旧国道の高見峠(大峠)から登るルートがある。高見山の肩に位置する大峠から登ると1時間足らずで山頂を踏むことができるが、南斜面を登る大峠からのルートには霧氷は付きにくい。平野と木津から登るルートは、小峠の少し上で合流し、合流点から1015分ほど登った所から霧氷が見られるようになる。見事な霧氷が付く尾根道は当然風が強く、吹雪いた日などは、早々に下山することになる。


霧氷越しに望む曽爾の山々(遠方中央は兜岳と鎧岳)


 山頂には、神武天皇東征の際、道案内をした「八咫烏建角命」を祀る「高角(たかすみ)神社」がある。避難小屋を兼ねた展望台が設置されていて、展望台からの眺めは360度。南方向には大台ヶ原へ続く台高山脈や大峰山脈の稜線、東方向には三峰山脈の雄大な風景が一望できる。特に室生火山の鎧岳、兜岳などの曽爾の山々を霧氷越しに眺める景色は絵になる。




山頂付近の霧氷


  今回は、国道166号の新高見トンネル付近に車を置き、旧国道を小峠でアイゼンを着けて山頂へ向かう。途中、綺麗な霧氷のトンネルをくぐる。標高が上がるに連れて、霧氷の付きが多くなり、真っ白い世界が広がる。
  下山は山頂から大峠へ下り、大峠から旧伊勢南街道を小峠へと戻る。大峠へ下る途中も多くの登山者とすれ違う。30人ほどの中高年のグループとすれ違う際は、じっと最後尾が通過するまで我慢の子である。




山頂から三峰山(中央)を望む


   大峠から旧伊勢南街道を下り、小峠から車道を歩く。途中振り返った高見山山頂一帯の霧氷はほとんど落ちていた。青空が広がる登山日和は朝露のごとし、見事な霧氷を見られる時間帯は予想以上に短い。


山頂から南部の山並みを望む




高見山山頂に立つ避難小屋を兼ねた展望台



行 程

 高見トンネル脇→小峠→高見山山頂→大峠→<旧伊勢南街道>→小峠→高見トンネル脇


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