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鈴鹿山脈


入道ヶ岳 
       
       (標高906m)

 
登山日 平成20年11月1日(土)


  入道ヶ岳は三重県鈴鹿市にある標高906.1メートルの山で、山頂付近はなだらかな笹原が広がり、山頂からは伊勢湾の眺望と御在所岳、鎌ヶ岳などが一望できる。鈴鹿セブンマウンテンにも選ばれている人気の山である。

   入道ヶ岳の登山口は、宮妻渓谷、小岐須渓谷、椿大神社の3箇所あるが、今回は椿大神社から北尾根ルートを登り井戸ヶ谷を下ることにした。
  


  
猿田彦大神を祀る椿大神社          北尾根ルート登山口            椿の献木の中の登山道 


  椿大神社の駐車場に車を置き、神社から車道を少し歩くと愛宕社の鳥居がある。ここが北尾根コース登山口で、鳥居を潜り愛宕社への急な参道の階段を登る。階段の左側には登山用のジグザグの道も付いている。
  階段が急なため途中から左側の山道を歩くことにした。周囲は鬱蒼とした森で、たくさんの椿の献木が植えられている。


   
鉄塔が立つピークから入道ヶ岳を望む                避難小屋 (ここから山頂まで1.3km)


  杉林の中の暗い登山道を30分ほど登ると送電用鉄塔が建つ尾根に出る。鉄塔越しにこれから目指す入道ヶ岳の山頂が見える。鉄塔の下をくぐり一旦鞍部に降りると急登が待っている。かなりの急坂だが短時間で高度を稼ぐ。途中にトタンの避難小屋が建っていて、入口の壁に「山頂まで1.3km」と記した木のプレートが付けられている。


   
明るい落葉樹の中の登山道                     馬酔木(あせび)のトンネル

  避避難小屋からも急登が続くが、周囲は広い斜面の明るい雑木林の登りとなり、徐々に笹と馬酔木(あせび)が多くなる。しばらく行くと馬酔木のトンネルの中の道となり傾斜も緩くなる。やがてやや開けた笹原に出て右手に鎌ヶ岳と御在所ヶ岳が望め、左手には鳥居が立つ入道ヶ岳の山頂が見える。


  
途中、一旦明るい尾根を歩く                      再び笹と馬酔木のトンネル


  通報ポイント9の案内板を過ぎると再び馬酔木の大群落となり、馬酔木のトンネルを抜けると視界が一気に開ける。右方からの宮妻峡の道と合流して北の頭に到着。北の頭から周囲を見渡すと入道ヶ岳を中心としたなだらかな高原が広がり山頂に木製の鳥居が立っているのが見える。分岐を左に折れ高原状の笹原を入道ヶ岳山頂へと歩く。まさに笹の平原と馬酔木の庭園である。
  眼下には四日市の市街や伊勢湾が広がり、北方向には鎌ヶ岳、御在所ヶ岳、雲母峰などの鈴鹿山脈が望める。


  
馬酔木のトンネルをぬけると北方に鎌ヶ岳と御在所ヶ岳、南方には入道ヶ岳の山頂が望める


  緩やかに下って山頂のアセビの群生を巻いて鳥居に到着。山頂は風が強く真っ直ぐ立っていられないほどである。
山頂一帯は芝生広場のように広く、椿大神社の奥の院の鳥居の足元に三角点が埋まっている。

  
北の頭から入道ヶ岳山頂を目指す                   笹原が広がる入道ヶ岳山頂

    
素晴らしい展望を眺める登山者                   鳥居のすぐ前に埋まる三角点

  

  360度の広大な展望を眺めながら昼食にしたいが、北風が強すぎてコンロが使えないので風除けのため潅木の陰に移動して弁当を広げる。
  6年前(平成14年4月)に登って来たときは、山頂からパラグライダーで飛び立つ様子が見られたが、今日は閑散としている。

  
  
眼下に広がる四日市、鈴鹿の街と伊勢湾          北方に鎌ヶ岳とその右奥の御在所ヶ岳を望む


  下りは井戸谷コースを下る。北の頭からの道を少し戻り、井戸谷分岐を右に折れ、急斜面の笹の道を下る。眼下の鈴鹿の街へ真っ直ぐに下りる道だがいきなりの急坂で、浮き石も多く慎重に下る。やがて明るい雑木林の中に入り、小さな沢沿いに下るようになる。


  
井戸谷ルートを下る                          明るい雑木林に入る


  沢は下るにつれ水量も徐々に増え、急な下り道の横には小さな滝も見られる。北尾根コースとは対照的なルートである。やがて沢から離れ杉の植林の中を進む。山の神を祭る小さな祠を右手に見過ごすと程なく広い河原に下りる。堰堤と駐車場がありトイレらしい建物が建っている。ここは二本松尾根コースの登山口となっている所だ。


  
   渓流沿いを慎重に下る         沢を離れると手入れされた杉林に     舗装路になると椿大神社はもうすぐ


  ここから道は舗装路に変り、右手に沢や椿キャンプ場を見ながら緩やかに下る。今朝取りついた北尾根コース登山口の愛宕神社の鳥居横に着くと車を置いた椿大神社はもうすぐである。



行 程 (休憩時間除く)

愛宕神社鳥居(北尾根ルート登山口)⇒<30分>⇒送電線鉄塔⇒<30分>⇒避難小屋 ⇒<55分>⇒北の頭⇒<7分>⇒入道ヶ岳山頂 ⇒<3分>⇒井戸谷分岐 ⇒<55分>⇒井戸谷河原⇒<10分>⇒愛宕神社鳥居


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