鈴鹿山脈最高峰

    御 池 岳 (標高1247m) 
                   (滋賀県東近江市)


                登山日 平成24年5月27日(日)晴れ


 

   御池岳は標高1,247m、鈴鹿山脈の最高峰である。広い頂上は石灰岩のカルスト台地で、山頂台地から御在所岳や藤原岳など鈴鹿山脈のほとんどの山が望める。
  今回は、国道306号鞍掛トンネル東登山口から鞍掛峠、鈴北岳、 日本庭園 、御池岳山頂のルートを辿り、コグルミ谷へ下ることにした。

   自宅(橿原市)を午前6時に出発、名阪国道、東名阪道を走り、四日市東インターチェンジから国道306号で鞍掛トンネルへ。登山口のトンネル東登山口の駐車場はすでに満車で、やむなく路肩に駐車。大型バスで来た中高年の団体が丁度準備を終え、登り始めていた。団体の後を追う形でゆっくりと登るが、いきなりの急登に一汗かく。


登山口の鞍掛トンネル東口

鞍 掛 峠

  登山口から20分ほどで鞍掛峠に着く。団体が幾つかのグループに分かれて休憩してるので、一グループづつ追い越して、展望が開けた広い草原で大休止。前方に鈴北岳が見え、その後方左手に御池岳(奥の平)が望める。ここからやや急な広い斜面を登り詰めると、鈴北岳に着いた。なだらかな山頂に大勢の登山者が休憩をしている。


先を行く団体さん

視界が開けて小休止

正面に見える鈴北岳

鈴北岳への登り

  休憩もそこそこに鈴北岳と御池岳との緩やかな鞍部に下る。登山道というより散策道と言った方がぴったりの歩きやすい道が御池岳の方へ延びている。一帯は広々とした地形に石灰岩が多く見られるカルスト台地で、苔むした岩やなだらかな草の台地はまさに日本庭園のようである。またドリーネが点在し、小さな池も幾つか見られる。( ドリーネ:石灰岩地域に見られるすり鉢状窪地。雨水や地下水に溶食されてできる。また地下の石灰洞が崩れて地表が落ち込んでもできる。)


鈴北岳から望む御池岳

御池岳へは多くのドリーネが点在

日本庭園

  鞍部から御池岳への登りは自然林の中の登りとなり、足元にはバイケイソウが群生している。白い花を咲かせるのはまだ先である。
  御池岳(丸山)頂上は山名が記された木製の柱が立っているだけで、周囲は潅木で覆われ展望はもうひとつ。写真を手際よく撮って、山頂南側の奥の平へ向かう。潅木帯を貫けると視界が急に開け、広々とした草原の台地が前方に現れた。


丸山直下のバイケイソウ

頂上(丸山)から奥の平へ

広々とした山頂台地

奥の平

  ハイキング気分で奥の平のピークに延びる草原の緩やかな傾斜を登る。鈴鹿山脈の雄大な景色が広がっている。奥の平の頂上付近に腰を下ろし、展望を楽しみながら昼食にする。先程の団体さんだろうか、崖の上の展望地である天狗の鼻からボタンブチへ歩いている。絶壁の上から広大な景色を見下ろしながら昼食にするらしい。当方も早々に食事を済ませ、踏み跡を歩いてボタンブチと天狗の鼻へ向かう。


ボタンブチから奥の平頂上を見る

ボタンブチから天狗の鼻を見る

天狗の鼻からボタンブチを見下ろす


奥の平の風景 (正面はボタンブチと天狗の鼻の展望地)


  ボタンブチと天狗の鼻は、南西側が絶壁となって切れ落ちた展望地であり、ここから振り返る奥の平も広々とした風景を見ることができる。御池岳の広い頂上は石灰岩のカスルト台地で、テーブルランドと呼ばれているが、この素晴らしい風景を見るために四季折々に訪れる登山者は多い。山頂からの展望のほかにアプローチの良さで人気があるのだろう。
 御池岳を十分に堪能して丸山からコグルミ谷へ下る
10年ぶりに登った御池岳、四季を通して登りたい山である。


GPS軌跡:鞍掛トンネル東口登山口→鞍掛峠→鈴北岳→御池岳(丸山)→奥の平→丸山→コグルミ谷


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