細峠から 龍門ヶ岳 
                   (標高 904m

                         


千石橋(下市町)から見る龍門ヶ岳
                                                                 登山日 平成17年6月18日(土)




    職場の仲間と近場の龍門ヶ岳へ登る事になった。
龍門ヶ岳は龍門山塊の南端に位置し、麓の津風呂湖(吉野町)や下市町の千石橋からその端正な山容を見ることができる。

  昨年、このメンバーと桜井市多武峰の談山神社から竜在峠・細峠・芋峠・高取山を越え、壷阪寺まで歩いたので、細峠から尾根伝いに龍門ヶ岳へ登るコースを選んだ。
                      
    桜井市と吉野町の境にある県道桜井吉野線の旧鹿路トンネル傍に車を置き、細峠まで細い林道を歩く。約20分で細峠に着く。


 


   2〜3年前までは人造湖の津風呂湖や吉野・大峰の山々が見渡せたが、今は植林した桧が大きくなって展望が殆ど利かなくなった。峠には芭蕉が吉野山への旅の途中、この地で詠んだ俳句が句碑に刻まれている。「雲雀より空にやすらう峠かな」。私の好きな峠の一つだ。

  龍門ヶ岳へはここからゆっくり歩いても約2時間ほど。稜線歩きの緩やかなコースで、足取りもいつもより軽い。登山道には黄色いラズベリーの実が沢山なっていて、歩きながら何個も口に放り込む。昨年、この龍門ヶ岳へ南麓の山口神社から登った時も、ラズベリーの実が沢山なっていたことを思い出した。乾いた喉に甘酸っぱい爽やかな味が広がる。
  ほどなく、音羽三山からの縦走路と合流しなおも南下、吉野町三津へ下る道を過ぎ、やがて高圧線の鉄塔が建つ高台に着く。


           
            龍門ヶ岳山頂(一等三角点)                                           山頂肩の高圧線の鉄塔 


  山頂はここから10分程度の距離。見晴らしの良い場所でザックをデポし、アルファ米に湯を入れて、空身で山頂へ。山頂には高皇産霊尊を祭る小さな祠と一等三角点が埋まっている。展望は植林の樹木が大きくなって今は全く展望が利かない。見晴らしの良い所で昼食を食べたいので先の高圧線の鉄塔まで戻る。今日のメニューはカレーライスとラーメン。至福の時である。
 
  帰りは来た道を引き返す。鉄塔から三津峠までは約20分、登山道の傍には笹ゆりが所々で見られ、清楚な花が心を和ませてくれる。三津峠から三津の集落に下りる。三津には朝に帰り用の車を先に置いてあり、ここから鹿路峠まで車を取りに行く。
  今回も出会った登山者はわずか2〜3人、静かな山遊に心地よい疲労感を覚えながら、新しい鹿路トンネル(北出口)で吉野方面に帰る仲間と別れた。



行 程

旧鹿路トンネル北出口(午前8:35) ⇒ 細 峠(8:55)  ⇒ 高圧線鉄塔(10:45) ⇒  山 頂 (11:10) ⇒ 高圧線鉄塔(11:30〜13:20) ⇒ 三津峠  ⇒ 三津集落(13:55着)
                     

                                                                    

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