三重県亀山市
 
  

錫杖ヶ岳(標高676m)

   
           登山日 平成22年7月4日(日)曇りのち時々晴れ


   錫杖ヶ岳は三重県亀山市にある標高676mの低山、地元では雀頭(じゃくとう)山と呼ばれている古くから雨乞いの山として崇められてきた霊山である。山頂へはゆっくり歩いても1時間余りで登れ、且つ変化の富んだコースで、お手軽登山として人気の山になっているようである。

登山口は、名阪国道の向井インターから南に少し林道を下った所にあり、登山口の駐車場には10台余りが置くことができる。登山口に設置された案内板には、山頂まで2000mとあり、ルート途中に200m毎に@からHの番号が書かれた表示板が設置されていると記されている。今回は、錫杖ヶ岳へ辿る最短のルートである コースを登ることにした。



登山口

沢沿いの1合目

ベンチがある柚之木峠

植林帯に囲まれた薄暗い登山道だが、左手に綺麗な渓流が流れ、沢の音を聞きながらの快適な登山が始まる。

200m毎に立てられた標識番号が、今何合目を歩いているか分かりやすい。

   沢伝いにしばらく進むと沢を渡り、更に緩やかに進むと前方が明るくなって柚之木峠に着く。この峠を直進すると北畑から錫杖湖へ通じる。

峠には案内板があり,その直ぐ上にはベンチがあり,一息入れる。梅雨の蒸し暑い日であるが、吹き抜ける風が気持ち良い。



5合目辺りの展望

6合目

7合目

   ここから尾根道に変わり、このルートの中間地点であるDの標識を過ぎた辺りからやや急な登りに変わる。ようやく登山らしい雰囲気になった。周囲はすっかり雑木に変わりカエデやリョウブなどが見られる。7合目付近のベンチで休憩していると単独で登ってこられた男性が静かに通り過ぎていった。



8合目

9合目

山頂直下の鎖場

 8合目、9合目と順調に高度を稼ぎ、いよいよ最後の岩場である。

   しっかりとした鎖が設置されていて、連続する岩場を慎重に登る。この岩場の急登が山頂まで続く。

  山頂は、大きな花崗岩がゴロゴロした岩場のピークで、大きな岩の足下に小さな祠が祀られている。狭い山頂にはすでに10人近い登山者が休憩していて、ほぼ満員状態である。

展望は、すこぶる良く、360度のパノラマ。錫杖湖が眼下に見え、シャープ亀山工場や名阪国道、青山高原の風力発電施設、遠くに鈴鹿山脈の主稜も展望できる。


山頂からの展望 (中央右は錫杖湖)

  今回の登山は私を含め5人のグループだが、ゆっくり食事をする場所がないので、山頂での昼食を諦め、山頂から少し下った所にある小さなテラスで昼食を取ることに・・・。

テラスのベンチは最近設置されたようで、小グループが休憩するには丁度良く、実に有り難い。

前回(平成18年6月11日)登った時も梅雨時期で小雨が降り、展望もガスで全く利かなかった。今回は幸運にも不安定な天候にもかかわらず良い展望に恵まれた。

  錫杖ヶ岳の山頂直下の岩場登りは、鈴鹿の鎌ヶ岳に似ている。
 
アプローチが良く、お手軽る且つ変化に富んだコースと山頂からのすばらしい眺めを楽しめる錫杖ヶ岳は、健康登山を始めるには打って付けの山でもある。


                                   行     程

登山口→<20分>→柚之木峠→<50分>→錫杖ヶ岳山頂


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