大峰 栃 尾 山(標高1257m)
              登山日 平成17年7月24日(日)


  宿直勤務を終えたその足で、大塔村の七面山に登ろうと予定を立てていたが、前夜の天気予報では奈良県南部は雨とのこと。さんざん考えた末、雨が降ってもいいように近場のまだ登ってない栃尾山(大峰山系)に登ることにした。


 栃尾山は天川村坪ノ内から弥山に登る登山道の近くにあり、天和ノ山から栃尾辻に伸びる支稜線上にある。坪ノ内集落から林道が伸びており標高1200m辺りまで車で登ることができる。

今朝は案の定、標高の高い山々は厚い雲に覆われている。川合−弥山ルートは初めてではなかったのに、途中不覚にも道を間違え山中のヘリポートに着いてしまい引き返す羽目になった。栃尾辻の手前で、大きなザックを背にした中学生くらいの男の子とそのお父さんと思われる二人ずれとすれ違った。弥山でテント泊したのだろうか。

林道から見るバリゴヤの頭、行者還岳

栃尾辻に建つ避難小屋

 古びた避難小屋が建つ栃尾辻から弥山とは反対の西方向にルートをとる。この道は、坪ノ内へ下るルートになっているのでトレースはしっかり付いている。
 栃尾辻から約30分で栃尾山山頂に着いた。山頂には誰一人いなかった。北方向が開け支稜先の天和ノ山、昨年秋に登った白石山、武士ヶ峰をはじめ、高城山、天狗倉山、扇形山などの山々がパノラマで見渡せる。実に気持ちの良い眺めに時間を忘れる。

 展望を十分楽しんだ後、昼食のざるそばを食べていると、にわかに雲行きが怪しくなってきた。
 手早く記録写真を撮り、早々に下山にかかる。雨はともかく、雷が気がかりだ。栃尾辻に戻った時にポツポツと雨が降り出した。
 しばらくは小雨だったが、本降りになってきたので合羽を着る。大粒の雨が合羽を叩く。途中、林道が直ぐ傍に近付いた所から展望が良さそうな林道を歩くことにした。
  水墨画のような風景を眺めながら歩くのも趣きがあって、単純な林道歩きもなぜか楽しい気分になる。

栃尾山山頂から天和ノ山を望む

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