局ヶ岳(標高1,028m)
登山日 平成23年3月13日 晴れ
局ヶ岳は、台高山脈の高見山から東方に延びる三峰山脈の東端に聳える三角錐の端正な山容の山である。伊勢の槍ケ岳とも呼ばれているように松阪市飯高町の道の駅から望む局が岳は正に先鋭な三角錐の形をしている。
麓からの登山ルートは、旧登山道、椿の滝ルート、新道登山道の3ルートが案内板に記されている。今回は新道登山道を登ることにした。
飯高町の道の駅から車で新道登山口まで林道を詰め、登山口の直ぐ手前の空き地に車を置く。案内板を左手に見て登り始める。登山道の周囲は杉の植林帯で、やや急登気味の登り坂がジグザグ状に延びている。足元には花崗岩の石が多く見られる。人工林ゆえに単調な登りだが、途中から木々の合間から三角錐の山容をした栗の木岳を望むことができる。登山道には同じ広さの枝道が多くあり、印を確認しながらひたすら上を目指す。
やがて小峠と記された道標が立つ暗い峠に着いた。道標には山頂まで400mと記されている。もう一息である。小休止して更に続く急な登りを詰める。足元には最近降ったと思われる新しい雪がまだら模様に残っている。
いよいよ登山道らしい岩場混じりの急な登りになる。しばらく登り詰めるとひょいと天が開けて展望の良い山頂に飛び出した。山頂には木製の鳥居が立ち、ベンチの傍に三角点が埋まっている。山頂の一段下がった所に大きな電波反射板が建てられて視界の一部が遮られるがほぼ360°の展望が広がる。三角錐の山容した栗ノ木岳を始め修験業山、尼ヶ岳、三峰山、学能堂山そして曽爾の山々がパノラマで眺められる。実に展望の良い山頂である。
行 程
新道登山道登山口→<60分>→小峠→<35分>→山頂→<60分>→新道登山道登山口
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