矢田丘陵

 松尾山 矢田山
   (標高315m )   (標高340m)


    平成21年4月5日(日) 晴れ



  矢田丘陵は、奈良平野北西部の斑鳩町法隆寺付近から生駒市まで南北に延びる標高約300mの丘陵で、麓にはアジサイ寺として有名な矢田寺や厄除けの寺、松尾寺など由緒のある社寺や石仏などが点在している。子どもの森から松尾寺付近までが県立矢田自然公園に指定され、ハイキングコースや展望台などが整備され、県民の憩いの山となっている。

今回は、松尾寺から松尾山、矢田山へと辿り東明寺、矢田寺へ下るコースを歩いた。


   
松尾寺本堂前          取り付きは三重塔の左脇          松尾山への登山道


  松尾山を直ぐ正面に見える義兄の家に車を置かせてもらい、ここから住宅街を抜け、矢田南小学校横を通って松尾寺まで歩く。住宅街を抜けると、のどかな風景が広がる。松尾寺の手前から舗装されたややきつい登り坂の車道を登る。

山門から石段が本堂まで続く。境内の桜もほぼ満開である。本堂に礼拝し、境内の山側に建つ三重塔の横から松尾山への登山道に取り付く。


  
松尾山山頂に建つアンテナ施設      建物の裏に埋まる三角点     整備された広い登山道


  ここからようやく静かな登山道となるが、すぐに稜線に出る。ほどなく正面に大きなアンテナが立つ松尾山山頂が見え出した。NHKなどのテレビのアンテナ施設が山頂に立てられ、建物の外周フェンスに沿って一回りする。三角点はその建物の裏側にひっそりと埋まっている。展望はなく休憩もほどほどに先を進む。

このエリアは整備された広い地道で、道標や案内板が所々に設置され、ハイキングには実に良い所だ。緩やかな登りや下りを進むと展望の良い国見展望台に着いた。眼下に奈良平野が広がり、また周辺にはベンチや広場があり休憩や食事をするには絶好の場所である。


         
国 見 展 望 台                           眼下に広がる奈良平野


  展望を満喫した後、稜線沿いに進む。池を両脇に見ながら植林帯の広い道を進む。間もなく矢田山への緩やかな登りになって、開けた高台に建つ高さ数メートルの木製の展望台に着く。展望台に登り、ここで休憩をとる。


     
池の横を歩く               路傍の石仏             矢田山への登り


      
矢田山展望台               生 駒 山               松 尾 山


  一息入れて道なりに進むと東屋が建つ矢田山山頂に着いた。ここからの展望も良く、奈良の若草山が正面に見える。矢田山山頂の三角点が東屋の直ぐ北方の木々に覆われた林の中にひっそりと埋まっている。


      
矢田山の三角点          矢田山山頂からの眺め         東明寺の裏に下山


  矢田山山頂を辞し、子供の森への標識に従い北方に伸びる尾根を下る。ほどなく六ツ辻峠に降り立つ。ここから右に折れ、樹木に覆われた薄暗い道をさらに下る。東明寺の裏に出てさらに下ると一旦車道に出る。矢田寺への道標に従い、長閑な山里の細い道を南下する。

夕刻近くとあって矢田寺は参拝者もなくひっそりとしていた。境内の桜は丁度見ごろを迎えていた。



     
アジサイ寺として有名だが、この日は境内の桜が満開で見事だった



行 程

義兄宅⇒<40分>⇒松尾寺⇒<13分>⇒松尾山⇒<60分>⇒矢田山⇒<30分>⇒東明寺⇒<25分>⇒矢田寺⇒<30分>⇒義兄宅



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