古道小峠・芋峠から
   高取山(高取城址)へ

  平成18年1月22日(日) 快晴

 年末からスピーカーの製作(D-58)にかかりきりだったが、塗装の乾燥時間の合い間を利用してお気に入りの近場の山に登ることにした。

  明日香村栢森から高取山山頂(高取城址)への道は私の好きなハイキングコース。飛鳥川に2週間前に新しく架け直された雌綱(栢森集落手前に張られた大きなしめ縄で、2キロ下流には雄綱が架けられている)から古道小峠を越え、芋峠から高取山山頂の高取城址に登って、帰路は猿石から栢森の雌綱に下った。

  小峠への道は栢森集落から少し入谷方向に進んだ所に分岐があり、途中まで林道として簡易舗装がされている。周囲は杉の植林だが歴史を感じる道だ。

 小峠には案内板と木のベンチが据えられ、背後に高取山が望める。ここから緩やかな下り道になる。右手眼下に新道(県道)が平行に走っている。新道との合流点に役(えん)の行者像の道標があり、芋峠への登り口が新道の左手に見える。

  昭和の初頃までは3軒の茶屋があったと云う三軒茶屋跡や芋峠神社跡も今は植林に埋もれ、山に還っている。静寂の中で時折り右手下の新道を走る車の音が聞こえるだけだ。

  

高取山一帯は国有林になっており自然林が広がる気持ちの良いトレースが続く。左手に石垣が見えるようになると高取城址はもう直ぐで、徐々に大規模な石垣が展開する。いつ来ても大規模な山城に圧倒される。

天守閣跡が高取山の山頂で三角点が埋まっている。本丸には大勢のハイカーが休憩していた。
ここからも雪を被った大台ヶ原や大峰山脈が一望できる。

  

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行 程

栢森の雌綱⇒小峠⇒役行者道標⇒芋峠⇒林道終点⇒高取山山頂 ⇒ 猿 石 ⇒ 栢森の雌綱

10:15) (11:09)(11:20) (11:55) (12:25) (13:0013:25)(13:43)(14:15着)

明日香村栢森の雌綱
栢森集落
峠への分岐(入口に案内板あり)
小峠(右手に高取山が望める)
案内板と木のベンチがある
小峠・芋峠間の役の行者の道標
  旧芋峠から新道の芋峠に下る。車道を横切ると、高取城址への旧道の道標が立っている。すぐ南側に新しく付けられた林道の方が明るく展望が良いため、旧道を歩く人は殆どいないようだ。芋峠から高取山山頂までは約1時間、ほぼ平坦で歩き良い。途中雪化粧の台高山脈や大峰山脈が一望できる。
大峰山脈や吉野川流域の町を見下ろしながら林道を歩く
高取山(高取城址)への道

  帰りは、高取町上子島の方向に下り、猿石の分岐で栢森方向へ右へ折れる。途中右手方向の展望が開け、多武峰から竜在峠の途中にある冬野集落や山の斜面に家々が建つ入谷集落が望める。 歩き始めて丁度4時間、飛鳥川に架けられた雌綱の所に戻ってきた。

  今日歩いたコースの要所には明日香村や高取町が設置した案内板が立っていた。その一部を紹介します、参考にされたし。
石垣が見えてくると城跡はもう直ぐ
大手門を入ると城の中心部
天守閣から本丸を見る
猿石がある栢森への分岐

小峠への登り口

入口の案内板

小峠の案内板


小峠・芋峠の中間に立つ案内板

芋峠への途中に立つ案内板
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