み  う  ね  や  ま

  三  峰  山
  
             (標高1235m) 奈良県御杖村

              平成19年4月29日(日) 快晴




    三峰山は奈良県の宇陀郡御杖村と三重県町飯高町の県境に連なる三峰山脈の主峰。特に近畿では冬季に見事な霧氷が見られる山として、近くの高見山と共に人気が高い。また、初夏には山頂付近のシロヤシオ、秋にはナナカマドの紅葉や八丁平のススキが一帯を覆う。




   登山道は、奈良県側、三重県側の両方にあり、どちらも比較的登り易い。今回は自宅からアプローチが良い御杖村のみつえ青少年旅行村から登り尾登山道を辿る。



    丁度、大型連休の最中で、みつえ青少年旅行村は多くの観光客や家族連れで大賑わい。登山口になっている旅行村から更に車を新道峠への林道を走らせ、登り尾分岐を左(直登コース)に取り、休憩小屋まで詰める。(旅行村の駐車場からはこの間は約40分程度のアルバイトだが、植林帯の暗い登山道で全く面白みがなく、体力を節約)



     トイレが完備された立派な休憩小屋に車を横付けして、ここから山頂を目指す。木の階段を登り、杉の植林帯の中に延びる登山道を詰める。左側に木々の間から御杖村の神末集落や曽爾の倶留尊山などが望める。休憩小屋付近からは見えなかった三峰山山頂も時々左手前方に望めようになる。



    しばらく単調な植林帯のコースだが、杉から桧の山に変わり、やがて登山道の左右を雑木と植林帯を分けるようになる。


     所々に山頂までの距離を記す案内板が設置され、コースもわかり易く迷う事はない。ジクザクに付けられた登山道を登り尾根に出ると、植林帯から開放され、明るく比較的なだらかな道になる。
 


   不動滝コースとの合流点に避難小屋が建っている。前回(冬季)、仲間とこの小屋の中で焚き火をして猛烈にたち込めた煙の中で暖をとった小屋である。 
 




    三畝峠に出て、稜線を左に取れば山頂までは軽快な道が続く。冬季に見事な霧氷が迎えてくれる所で、北方向には室生火山の曽爾高原一帯の山々が展望できる。なだらかな広い山頂には真新しい山名板とその足元に一等三角点が埋まっている。三重県側の展望はないが、北側の奈良県側の展望は見事である。

  



    曽爾の山々を眺めながら昼食をとる。霧氷の時季に比べ登山者は少なく、静かな山頂である。



  小一時間ほど山頂で休憩して八丁平へ立ち寄る。八丁平は秋には一帯をススキが覆い、三重県側の展望がパノラマで展開する実に気持ちの良い所である。青空のもとで、時間の過ぎ行くままにのんびりと寝そべっていたい気持ちになる。




 八丁平をあとにし、三畝峠へ戻る。途中、前方に綺麗な三角錐の高見山を望む。三峰山と高見山は山脈で繋がっているがその間の一部(トクマ山から新道峠間)はまだ歩いていない。歩く日はいつになるだろうか。

   





   
  行   程

  みつえ青少年旅行村・・・・休憩小屋   ⇒<60分>⇒  三畝峠  ⇒<10分>⇒  三峰山頂   ⇒<5分>⇒ 八丁平  ⇒<5分>⇒ 三畝峠   ⇒<45分>⇒ 休憩小屋



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