小型真空管アンプを聴く

 TU-879R と         Soleil mini 2
  つい最近、音楽喫茶「山」に小型の真空管アンプとコンパクトなDVDプレヤーをS氏が持ち込んだのを契機に、にわかに真空管アンプへの関心が高まっている。
  このアンプは出力僅か1Wのパワーアンプ(キット:ボリューム付き)でB5サイズの小型。DVDプレヤーとセットで私のバックローデッドスピーカーD-58の上に置いても1/4程度の面積に収まる超コンパクト。出力が1Wとのことだが、能率の良いスピーカーを普通の部屋で鳴らすには問題は無さそうだ。
  喫茶「山」で聴かせてもらい、後日S氏から1週間借りて自宅で聴いてみた。D-58の上にセットしたら小さなアクセサリーのように収まる。早速お気に入りのCDを鳴らすとボリューム9時で朗々と鳴るではないか。炸裂するようなサウンドにはパワーのある石アンプの方が良さそうだが、カーペンターズやジャズボーカルには実に心地よい声(音)を聴かせてくれる。中低音がやや薄い傾向のあるこのSPがいい按配で鳴っている。  試しに低音が出ないためサブウーハーを併用しているSP2120(JBL2120+2405+3105)を単体でジャズを鳴らしてみると予想外に分厚いご機嫌な音が出て来てすっかり気に入ってしまった。しかもSP2120の能率は99デシベルだからガンガン鳴る。

 喫茶「山」で私と一緒に視聴したK氏もすっかり気に入り、色んな真空管アンプキットを物色し、EKのTU-879Rを注文、徹夜で組み立てて持って来た。
  時は5月18日(木)、K氏は黒塗りのキングコプラ(ユニットはFE88ES-R)も自宅から持ち込み、オーディオ好きの常連仲間も交えて即席視聴会になった。
  TU-879Rは出力8.5W、やはり1Wのアンプより馬力があり、音が前に出る。音色は好みで分かれるが、ボーカルはS氏の1Wのアンプの方が癒し系で心地よい。電子関係に詳しいS氏は、TU-879RのNFB回路をON、OFFさせて音の変化を聞かせてくれた。(いつもの事だが、この間はオーナーも営業のことは全く頭から抜けている)
  何枚かのCDを聴き、アンプの違いやキングコプラとスーパースワンの音の違いなどウンチク言ってる間に瞬く間に時間が過ぎ、音楽喫茶「山」を出たのは日付が変わる30分ほど前。来週(5月25日(木曜日の夜)は、クラシックホールでDVDの映像と音を極める???・・試み?をやろうとのことに・・・・。

S氏のアンプ「Soleil-miniU」とDVDプレヤー
右側のアンプがK氏が組み立てたTU-879R
音楽喫茶「山」ジャズホールでの視聴会風景 (SPはK氏のキングコプラと私のスワン)
TOPに戻る
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送